和尚のメルマガ

お守り文字主宰の林映寿和尚が日々体験したことやご縁や感謝など、
日常におけるヒントや気づきをメルマガにて発信いたします。(第一水曜日・第三水曜日発行)

知恵の集結[和尚のメルマガ vol296]

2024年04月18日

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
 
楽しく 真面目に 自分流 をモットーに生きる
林映寿和尚メールマガジン vol.296
本日のテーマ「知恵の集結」
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
 
能登半島地震から4月10日で100日が経過。
 
時間と共に、被災地の報道は少なくなってきましたが
いまだに避難者は6300人以上と言われています。
 
災害大国と言われる日本において
避難所の環境の悪さは深刻です。
 
避難者は一時3万4000人にも上り
中でも一番の問題はトイレでした。
 
普段水洗トイレで快適な環境なだけに
災害時の仮設トイレは、「臭い、汚い、暗い」
それが、100日以上経った今でも。
 
8年前の熊本地震では
3ヶ月で断水はほぼ解消されました。
 
我々日本笑顔プロジェクトが支援活動を行う
石川県珠洲市は3ヶ月で復旧率が5%という状況です。
 
トイレに行くのが嫌なので
みんな水を飲まないご飯も食べない。
 
それで体調を崩して
災害関連死につながっていくわけです。
 
すでに災害関連死は15人と発表されていますが
これから増える恐れもあります。
 
それはなんとか防ぎたいと思いました。
 
2月9日にトイレ環境の調査を行い
バリアフリートイレがほとんどない事にも注目。
 
珠洲市の高齢化率は50%以上で
階段の昇降も苦労されていました。
 
課題は見えてきた。それを解決したい。
 
そこで快適なトイレを作り被災地に届けよう!!
という、トイレプロジェクトに着手したのが2月10日。
 
大工さん、内装屋さん、設備屋さん、電気屋さん、
ステンレス加工屋さん、塗装屋さん、
それぞれに今回取り組む理由と仕上がりスケジュールについては、熱く熱く語りました。
 
皆さん、仕事の合間とか当初入っていた作業を後回しにしていただいたり、本当に毎日頑張ってくださいました。
 
なんと着手から1ヵ月後の3月9日に完成させ
その後約1ヶ月運用テストを行いました。
 
断水という事なので水を使わず汲み取りも不要な
バイオトイレを採用。
 
バイオ酵母菌をコンピューターが管理するので
排泄物の匂いが一切なくトイレットペーパーも
分解してくれます。
 
一日40回程の処理能力でバイオチップの交換は
半年に一度という優れものです。
 
バリアフリーで高齢者はもちろん車椅子での
利用も快適に!
 
更にスマホや電動車椅子の充電もできるように
電源供給の設備も装備。
 
平時はAC電源から供給しますが
有事の際はソーラーパネルと蓄電池を利用。
 
2坪程の小さなコンテナハウスですが
ドラム缶風呂で入浴もできる仕様になっています。
 
発災直後はスマホの基地局も被害を受け
通話とインターネットが不通となった事から
衛星Wi-Fiのスターリンクも搭載させました。
 
バリアフリーバイオトイレ
ソーラーパネル&蓄電池
ドラム缶風呂
衛星Wi-Fi
2坪コンテナハウスに考えられる
全てを詰め込みました。
 
日本笑顔プロジェクトが連携する皆さんとの
知恵の結集です。
 
 
被災で一番行きたいと思うトイレを目指して
「笑顔ラウンジ」と名称しました。
 
本日4月18日に長野県小布施町で積込を行い
明日4月19日に石川県珠洲市の翠雲寺さまへ搬入します。
 
トラブルなく無事に搬入されるように
私もラウンジと一緒に能登へ向かいます。
 
活動の様子は日本笑顔プロジェクトの
公式サイトでご覧いただけます。
https://egaonowa.net/news/
 
それでは、本日も良い一日をお過ごしください。

お勧め記事

お守り名刺

筆文字お守り名刺はビジネス用としてはもちろん、プライベート名刺としても人気の高い名刺です。

お守り名刺

感謝はがき

ビジネスでも人生でも大事なのは「ご縁を育てること」です。 ひと言書いて気軽に出せるハガキです。

感謝はがき

命名色紙

新たな命が誕生した証として、お守り文字でお書きいたします。出産祝いの贈り物、プレゼントとしても。

命名色紙
page top