2006年ごろから、林映寿(はやしえいじゅ)和尚は、自分の心が想うままを筆に託し一人癒しの時間を楽しんでいた。
「陽の温かさ心にしみる」「大切なのは過去でも未来でもない一度きりの今である」
そのうちに何気ない作品を、「この書を譲ってくれないでしょうか」寺に来た参拝者に頼まれたりするようになる。
和尚は書道を正式に習ったことはなく、その性格のまま「自由に、楽しんで」書に表現していた。
自分自身への癒しだと思って書いた書を喜んでくれる人がいるということに、和尚自身新鮮な驚きがあった。
やがて「教室はないのですか?」「私も自由に書いてみたい!」という人々の声をうけ、従来の書道や習字ではなく
「書く人、見る人が喜びや感動を得られるものを」と、浄光寺本堂で「筆遊び教室」を開校。
8名からスタートした教室は3年あまりで80人ほどに増え、現在では3歳から70歳代まで幅広い
年代が寺に集まり、真剣なまなざし、大きな笑い声と共に毎回素晴らしい作品が誕生。
毎月新しいお題を和尚自ら楽しみながら考案している。
2007年、長野県の浄光寺へ通えない遠方の方むけに通信講座も開始。
2008年5月には沖縄県宮古島で第1号の筆遊び分校が開校、更に2010年9月には石川県金沢市に第2号の分校が開校。
県内外への出張講座も行い益々筆遊びの輪が広がっている。
近年では、「人が集まる楽しいお寺・復活!寺子屋プロジェクト」を立ち上げ、筆遊び教室の他、様々な五感体験や
瞑想・精進料理・香道など実施。友人らと共に自ら境内地に石釜、木の上にツリーハウスをつくり子供たちに夢を与え続けている。
筆をもちながら「人が、家族が、そして社会が元気になるよう」「全国のお寺に人が集まる場になるよう」と
更に筆遊びの輪を広げようと努力している。




